確定申告の必要書類

個人事業主やフリーランサーは申告書B

確定申告書には大きく分けて2つの様式があります。それぞれ申告書Aと申告書Bです。申告書Aは給与所得、雑所得、配当所得、一時所得のみの方が使う申告書です。サラリーマンが住宅ローン控除をする際や、公的年金を受け取っている方が医療費控除をする際などに使われます。個人事業主やフリーランサーの所得は事業所得にあたるため、申告書Bを使います。

第一表と第二表は全員が提出する

確定申告の申告書Bは第一表と第二表と添付書類台紙がセットになっています。複写式の二枚組になっている第一表と第二表は全ての人が提出するものになります。複写の1枚めが税務署提出用、2枚目は自分の控えになります。2枚目の自分の控えには税務署提出時に受け取り確認印を押してもらいましょう。郵送で確定申告をする場合も、必要な切手を貼った返信用封筒と一緒に控えの申告書Bも同封しておくと、受付印を押して返送してくれます。

必要に応じて第三表、第四表、第五表も使う

必要に応じて第三表から第五表までも記入して提出しましょう。それぞれの用途は以下の通りです。

第三表は株主の売買益についての分離課税される所得がある場合に使います。

第四表は青色申告者で事業が赤字の場合に翌年以降に繰り越すために使います。ここでいう赤字というのは以下のいずれかのケースです。

  1. 単純に所得金額が赤字になっている
  2. 災害や盗難によって資産に損害を被り、雑損控除として所得金額から差し引くと赤字になっている
  3. 前年からの繰越損失額を控除すると赤字になっている

第五表は、確定申告を提出後に申告内容の間違いがある場合や所得税の額が増えるときに使います。修正申告と呼ばれる手続きになります。

個人事業主が申告書B以外に提出しなければいけないもの

個人事業主は青色申告者であれば、青色申告決算書を提出する必要があります。また白色申告者であれば、収支内訳書の提出が必要です。これらの書類は売上・経費・所得などをまとめた内容になり申告書Bの根拠資料にもなります。しっかりと作成しておきましょう。

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